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ウルシの製法

このように日常的になるには時間がかかったのですね。

樹液の採取
ウルシ科のウルシノキ(漆の木)やブラックツリーから採取する。ヤマウルシでもうるし成分は採れるが、量が少なく使われない。

対象とする樹の幹の表面にV字型などの切り込みを付け、しみ出す樹液を、缶などを使って貯める。切り込みの溝にも樹液が貯まっているので、これも合わせてかき集める。この様に集めた樹液を「あらみ」と呼ぶ。

うるし掻きの方法は,2通りある。一年で樹幹の全体に傷を付け,採りきってしまう「殺掻き(ころしがき)法」と,数年に渡って採り続ける「養生掻き(ようじょうがき) 法」である。

現在では「殺掻き法」が主流。「殺掻き法」は一年でうるし液を採りきり,その後萌芽更新のため木を切り倒してしまう。

殺掻法は、植付後4?5年ないし6?7年の樹周が20cm内外になるころ、また、樹齢の大きいものでは樹液がさかんに流動する5?6月ころから11月中旬に、採液をおこなう。

その方法は、外皮を削りとり、樹幹の地上25cmの箇所から梢方に35cmほどの間隔で樹幹の一側面に長さ2cm余の横溝をつけ(これを検付という)、次に反対面にもまた表面検付間のほぼ中央から検付をほどこし、梢方に向かって表面と同様におこない、螺旋状に傷を付ける(幹囲22?25cmの樹では樹の一方の側面からのみ採液し、これを「一腹掻」といい、幹囲27?45cmくらいのものは両面より採液し、これを「二腹掻」といい、幹囲のさらに大きいものは三腹掻をおこなう)。

傷の長さは2?3cm、深さは6mm、検付の数は、周囲22?25cmくらいのものでは9?11箇所、検付が終れば溝の上部6?9mmばかりの箇所にさらに横溝を付け、次に材部にまで達する傷を与え、流出する灰白色の乳状の液を漆壺内に採集する。 掻工は、1日に全担当樹の4分の1を採液し、全樹の採液が終ったら元の樹に返り、旧検付の上方6?9mmばかりの箇所に横溝をほどこして採液し、以上の作業を幾回も繰り返す。

溝の長さは回ごとに長くし、秋の彼岸までに十数回?二十数回の横溝を画して採液する(これを辺掻または本掻という)。

最下部は、表裏両面ともに検付の上下に横溝をほどこし、すると傷の配列は中央のくびれた鼓状をなすので、鼓掻といい、辺掻と区別される。

辺掻で得た液は初漆(6月中旬?7月中旬までに採集したもの)、盛漆(7月中旬?9月中旬までに採集したもの)、末漆(9月初旬?秋彼岸までに採集したもの)に区別される。

辺付が終ったら、検付の下部および幹の細い部分から採液し(この液は裏あるいは裏漆という)、さらに幹面不傷の部をえらんで採液し(この液を止あるいは留漆という)、また枝を伐採し小刀で傷を付け採液する。

採液がことごとく終了したら、樹幹を伐採し根株から発芽させ新林に備えることとする。

採液の収量は、樹幹18cmのもの110g内外、樹幹21cmのもの125g内外、樹幹24cmのもの140g内外、樹幹27cmのもの190g内外、樹幹30cmのもの245g内外、樹幹36cmのもの375g内外、樹幹42cmのもの490g内外、樹幹51cmのもの750g内外、樹幹66cmのもの1540g内外である。ただし、樹齢、土質、気候、掻方などにより多少ことなる。

引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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2007年12月28日 21:14に投稿されたエントリーのページです。

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